「火花」読んでみた!

芥川賞を見事に受賞したピースの又吉の「火花」。
近所の本屋さんでは品切れになっていてなかったからいつか・・と思っていたけどちょっと遠出してお気に入りの本屋に行ったら、普通に何冊か置いてあって即買いした。
普段あまり本は読まないけれどなんせあの受賞してからの盛り上がりや芸人が書いたってことから読みやすいのではと思ったのだ。
ページ数もないし一気に読めた。
感想はというと・・とても真面目な作品だった。
奇想天外な内容を思っていた分最後は正直これで終わり?と思ってしまったけれど感情や動作の表現がなんとも詩的?というか芸術的?という感じで本好きの又吉だからこその表現の数々が印象的だった。
きちんとした作品をきちんとしたタイミングで読んだという満足感が大きかったと思う。
作品を読んで改めて「火花」という題名について考えてみるととても深くとても的射ていると分かった。
又吉の実際の経験や出会った人たちからできた作品らしいけれど読んでいて全く又吉の顔は浮かばなかった。
でも又吉の人間性や考えていること(特にお笑い芸人について)がひしひしと伝わってきて又吉を見ているだけでは到底分からなかったお笑いへの情熱が感じられた。
本だからこそ伝わる感覚・・・映像化されないで欲しいと本気で思う良い本だった。